商品説明 DETAIL 2014年に音楽活動を再び始動して以来、アメリカ、ヨーロッパ、日本を股にかけて精力的にツアーを行ってきたグラハム・ボネット・バンド。現在でもハード・ロック界においてトップクラスのヴォーカリストである、グラハム・ボネットの歌声は、世界中の多くのファンを魅了し続けている。2017年3月にもグラハム・ボネット・バンド&アルカトラスとして来日公演を行い、日本のオーディエンスを熱狂させたばかりだ。 本作は2016年4月24日、イタリアはミラノで毎年開催されているHR/HMフェス『FRONTIERS ROCK FESTIVAL 2016』の2日目に、グラハム・ボネット・バンドが登場した時のパフォーマンスを収録した作品である。 グラハム・ボネットは“歌うために生まれてきたような男”である。1979年、レインボーのリッチー・ブラックモアに見出され、ロニー・ジェイムズ・ディオの脱退で空いたバンドの穴を、4オクターブの声域で見事に埋めたばかりか、大幅なセールスアップにも貢献したスーパー・ヴォーカリストである。1968年にポップデュオ、マーブルズのメンバーとしてデビュー、レインボー加入までにもソロ歌手としていくつかのヒットを放っていた。しかし彼の声はハード・ロックがもっとも似合っていた。その後もマイケル・シェンカー・グループ、アルカトラス、インペリテリといった人気HR/HMバンドで歌い、数多くの名曲を残してきた。 レインボー時代の「アイズ・オブ・ザ・ワールド」で幕を開ける本作は、MSG 、アルカトラス、インペリテリ、ソロ作品から満遍なく選曲された興奮のセットリストとなっている。レインボーのヒット曲「オール・ナイト・ロング」、「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」、ソロとしてのヒット「孤独のナイト・ゲームス」、マイケル・シェンカー・グループ時代の「ダンサー」、「アサルト・アタック」、アルカトラスの「アイランド・イン・ザ・サン」、「ゴッド・ブレスド・ビデオ」、インペリテリの「スタンド・イン・ライン」までが、次から次へと繰り出されていく。ラストの「ロスト・イン・ハリウッド」まで、まったく気の抜けない見事な流れ。さらには、日本盤ボーナストラックで、レインボーの「ラヴズ・ノー・フレンド」が収録されている。 バンドのラインアップはアルバム『ザ・ブック』収録時と同じメンバーだ。特筆すべきは、ブラジル出身のギタリスト、コンラド・ペシナートの存在だろう。これまでグラハムが一緒にやってきたスーパーギタリストたちのプレイを見事に再現するばかりか、独自のテイストを盛り込み、楽曲に新たな息吹を吹き込んでいる。彼はリッチー・ブラックモアとスティーヴ・ヴァイをフェイヴァリット・ギタリストに挙げており、グラハムのバンドで喜々として躍動するプレイを聴かせている。 ベーシストは紅一点のベス・エイミー・へヴンストーン、ドラムスはウォーロード〜フェイツ・ウォーニングのマーク・ゾンダー。そして、キーボードは元アルカトラスの盟友、ジミー・ワルドーだ。彼はアルカトラスの2作品、『ノー・パロール・フロム・ロックンロール』(1983)、『ディスタービング・ザ・ピース』(1985)で、作曲にも関わっている重要メンバー。2016年11月には、プログレッシヴ・ハード・ロック・バンドのニュー・イングランド来日公演にも同行していたので、日本のファンにもお馴染みのミュージシャンだ。 そんな実力派ミュージシャン達をバックに、一切衰えを見せぬグラハムの驚異的な歌唱と名曲群を存分に堪能することのできる、ひたすらパワフルなライヴ作品。ファン必携のアイテムであろう。 【メンバー】 グラハム・ボネット(ヴォーカル) コンラド・ペシナート(ギター) ベス・エイミー・へヴンストーン(ベース) ジミー・ワルドー(キーボード) マーク・ゾンダー(ドラムス)