オブスキュラ/ア・ヴァレディクション【CD】
Photo by Vincent Grundke

2021年11月19日発売


ドイツのテクニカル・デス・メタルの帝王、オブスキュラのニュー・アルバムが登場。名作『Cosmogenesis』、『Omnivium』期のメンバーが復帰。テクニカルでありながら超メロディック、一切の聞きにくさを感じさせないオブスキュラ・スタイルに磨きがかかる。ミックス/マスタリングはフレデリック・ノルドストローム!

【日本語解説書封入 / 歌詞対訳付き】

ア・ヴァレディクション【CD】

オブスキュラ ア・ヴァレディクション

商品形態
CD
品番
GQCS-91076
JANコード
4582546593537
価格
2,750円(税抜 2,500 円)
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商品説明 DETAIL

80年代中盤にデス・メタルという新しいスタイルの音楽が登場した時、それは決してテクニカルさを売りにしたものではなかった。というよりむしろ、デス・メタルとはカッチリとした演奏とは無縁のドロドロとした音楽だったと言っても過言ではない。だが、その後デスの方向転換やエイシスト、シニックなどの登場により、テクニックの追求がデス・メタルの命題の一つとなっていく。そんなテクニカル・デス・メタルの一つの頂点を極めたのが、このオブスキュラであろう。出身はドイツ、結成は02年。06年に『Retribution』で衝撃のアルバム・デビューを果たすが、その後リーダーでギター・ヴォーカル担当のシュテフェン・クメラー以外の全員が脱退。メンバーチェンジはオブスキュラのお家芸となっていく。09年には同じくドイツのテクニカル・デス・メタル・バンド、ネクロファジストにいたギタリスト、クリスティアン・ミュンツナーを引き入れセカンド・アルバム『Cosmogenesis』を発表。本作はアメリカの大手レーベル、リラプス・レコードからリリースされたこともあり、オブスキュラの人気はさらに大きなものになっていった。11年にはサード・アルバム『Omnivium』を奇跡的に前作と同じラインナップで発表するも、またまたシュテフェン以外のメンバーが脱退。その後もメンバーチェンジを経つつも、『Akróasis』(16年)、『Diluvium』(18年)とアルバム・リリースを重ね、その人気を不動のものとした。

そんなオブスキュラが長年ホームとしていたリラプスを離れ、ドイツの大手ニュークリア・ブラストへと移籍。6枚目のアルバム『ア・ヴァレディクション』をリリースする。前作からのメンバーチェンジももちろん有り。と言うか、今回は名作と名高い『Cosmogenesis』〜『Omnivium』期のギタリスト、ベーシストが復帰しているというのだから、嬉しい限り。本作についてシュテフェンは「オブスキュラの新たな高みを見せる非常に個人的なアルバム」だと語っている。テクニカルなデス・メタルなんて言うと、身構えてしまう人も少なくないかもしれないが、そこは心配ご無用。オブスキュラのスタイルはテクニカルでありながら、聞きにくさは一切感じさせぬもの。調性やメロディがはっきりしているし、過度に複雑な変拍子まみれなんていうこともない。むしろメロデス・ファンにもアピールするであろう楽曲は、もちろん本作でも健在。流麗すぎるギター・ソロにも、ますます磨きがかかる。ぜひ多くのエクストリーム・メタル・ファンに聞いてもらいたい傑作だ。

ミックス/マスタリングはフレデリック・ノルドストローム!



【メンバー】
シュテフェン・クメラー(ヴォーカル、ギター)
クリスティアン・ミュンツナー(ギター)
ヨルン・パウル・テセリン(ベース)
ダーヴィト・ディーポルト(ドラムス)


【収録曲】
01. フォーセイクン
02. ソラリス
03. ア・ヴァレディクション
04. ホエン・スターズ・コライド
05. イン・ユニティ
06. ディヴァワード・ユーサーパー
07. ザ・ビヨンド
08. オービタル・エレメンツ II
09. ザ・ニューロマンサー
10. イン・アドヴァーシティ
11. ヘリテージ