商品説明 DETAIL 英国デス/ドゥームのカリスマ:パラダイス・ロストの創設メンバーの1人でありギタリスト、グレッグ・マッキントッシュは並行して、そのエクストリームな衝動を解き放つべく2010年にヴァレンファイアを結成。3枚のアルバムを発表した彼らは2018年に解散したが、止むことのない憤怒と絶望を吐瀉するべく、後継バンドとして結成されたのがストリゴイだ。 ルーマニア民話の悪霊ストリゴイ(ドラキュラ伝説の元ネタのひとつでもある)から名前を得たバンドを構成するのはグレッグとクリス・カスケット(ベース/元エクストリーム・ノイズ・テラー、ヴァレンファイア)、そしてアルバムのみのメンバーとしてワルテリ・ヴァイリネン(ドラムス/パラダイス・ロスト)。そのデビュー・アルバムとなる『アバンダン・オール・フェイス』はデス・メタルからグラインドコア、ドゥーム・メタル、ハードコアまで、エクストリーム・ミュージックの粋を集めた暴虐の聖典となっている。 無慈悲なデス・ドゥームとブラスト・ビートがせめぎ合う「ファントムズ」がアルバムに先駆けてリーダー・トラックとして公開。ブラック・メタルとスプラッター/ゴア、ドイツ表現主義がクロスオーヴァーするミュージック・ビデオも制作され、世界のメタル・ファンの心に癒えることのない傷跡を彫り込んだ。 ノイズが聴覚を蝕んでいく「ザ・ライジング・ホード」からすべてを粉砕するオールドスクール・デス・メタル「セヴン・クラウンズ」「スローン・オブ・ディスグレイス」、後期ケルティック・フロストを思わせる「カーヴド・イントゥ・ザ・スキン」、崇高なまでの昂ぶりを見せる「アバンダン・オール・フェイス」まで、本作の音楽性は多岐にわたる、それでいて統一感のある音楽性で突き進む本作はヴァレンファイアの闇の精神を継承しながら、新たな可能性へと踏み込んでいく。 グレッグは本作についてこう語っている。 「ヴァレンファイアはクラストに近づき過ぎた。もっと新しい要素を取り入れたかったんだ。ストリゴイでは幽霊の出そうな不気味さもあるし、インダストリアルやブラック・メタルの要素もある。他のバンドとは異なる、新しいことをやりたかったんだ」 申し分なくヘヴィでダークでありながら、グレッグ曰く「洗練されてシアトリカル」な世界観を提示する本作。アンティセクトやアミービックスなどUKハードコアを思わせるモノクロのアートワークも効果的だ。 一筋の光すら入り込む隙のない地下の迷路へと聞く者をいざなうファースト・アルバム。あらゆる信仰を捨てて、ストリゴイの呼び声に応じる時が来た。 【メンバー】 グレッグ・マッキントッシュ(ヴォーカル/ギター) クリス・カスケット (ベース)