商品説明 DETAIL ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストとしてデビューを果たしたスラッシュが、スラッシュズ・スネイクピット、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーでの活動を経て、多彩なゲストを迎えて制作したソロ名義のアルバム『スラッシュ』をリリースしたのは2010年のことだった。その後、この作品に参加していたアルター・ブリッジのマイルス・ケネディを専任ヴォーカルに迎えてツアーを実施。大成功に終わらせると、次作のレコーディングでは、マイルスとツアー・メンバーだったトッド・カーンズ(ベース)とブレント・フィッツ(ドラム)をマイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズとして起用し、バンド・スタイルで制作したアルバム『アポカリプティック・ラヴ』は2012年にリリースされている。 さらに同じメンバーで『ワールド・オン・ファイアー』(2014年)をリリースし、ツアーを行なったスラッシュは、2016年にガンズ・アンド・ローゼズに電撃復帰し、ワールド・ツアーも実現。その後、ガンズ・アンド・ローゼズでの活動が一段落すると、スラッシュのツアーのサポート・ギタリストとして参加していたフランク・シドリスがザ・コンスピレイターズの正式メンバーとなって、約4年ぶりとなるアルバム『リヴィング・ザ・ドリーム』(2018年)をリリースする。 2018年9月から10月までアメリカとカナダでツアーを行なった彼らは、2019年1月からシンガポールを皮切りに再びツアーをスタート。タイ、韓国を廻った後、大阪と東京でライヴを行なったのは記憶に新しい。その後、中国、ニュージーランド、オーストラリアと廻わり、ドイツ、チェコ、オーストリア、ポーランドを経て、2月19日と20日にイングランド公演を実現。その中のロンドンにあるイヴェンティム・アポロ(旧ハマースミス・アポロ)でのライヴを収めたのが本作である。 「ザ・コール・オブ・ザ・ワイルド」からスタートするこの作品は、『リヴィング・ザ・ドリーム』からの楽曲を中心にしつつ、『スラッシュ』『アポカリプティック・ラヴ』『ワールド・オン・ファイアー』の3枚のアルバムからもバランス良くプレイ。ガンズ・アンド・ローゼズの「ナイトレイン」もカヴァーされている。 マイルスのパワフルな歌唱とスラッシュのギターを軸にしたグルーヴ感のある演奏はロックの醍醐味に溢れており、臨場感に溢れたサウンドはまるで目の前でバンドが演奏しているかのような迫力を感じさせる。終盤のスピード感に溢れた「マインド・ユア・マナーズ」からスラッシュの長尺のギター・ソロが聴ける本編最後の「ワールド・オン・ファイアー」までの流れも素晴らしく、アンコールでの「アヴァロン」と人気ナンバーの「アナスタジア」のバンドの演奏も抜群にカッコいい。まさにスラッシュ・ファンのみならず、ロック・ファン必聴、必見の作品に仕上がっている。 【メンバー】 スラッシュ (ギター) マイルス・ケネディ (ヴォーカル) トッド・カーンズ (ベース) ブレント・フィッツ (ドラムス) フランク・シドリス (ギター)