エレインはスウェーデンのシンフォニック・メタル・バンド。14年に女性ヴォーカリスト、マデリンとギタリストのリカルドによって結成された。翌15年には、バンド名を冠したアルバムを発表。女性ヴォーカル+デス・ヴォイスをフィーチャしたヘヴィサウンドという、実にヨーロッパらしいスタイルで人気を博していった彼女たちは、母国スウェーデンのブラック・ロッジ・レコードと契約。18年にはセカンド・アルバム『Until the End』を、20年にはサード・アルバム『Dancing in Hell』をリリースしている。
22年には、ニュークリア・ブラストの創設者、マルクス・シュタイガーが立ち上げた新レーベル"アトミック・ファイアー・レコード"から、『アコースティック・イン・ヘル』と題されたEPをリリース。これまでのエレインの楽曲をアコースティック・アレンジしたものだ。
23年7月、アルバム『ウィ・シャル・リメイン』をリリース。世界を襲ったパンデミックの真っ最中に制作されただけあり、マッシヴでエピックでありながら、恐ろしいほどにヘヴィでダークな仕上がりとなっている。アグレッシヴなギター・リフに乗る美しい女性ヴォーカルとブルータルなデス声のコントラスト、そして荘厳なアレンジメント。シンフォニック・メタルのすべてを備えたアルバムに仕上がっている。