バンド名はウォーキングス(Warkings)。ギタリストはザ・クルセイダー、ドラマーはザ・スパルタン、ベーシストに至ってはザ・ヴァイキングというステージネームなのだから、その音を聴いたことがなくても、どんなスタイルのバンドなのかはだいたい想像がつくはず。結成は2018年。ドイツ、オーストリア、そしてスイスのミュージシャンが集まって結成されたパワー・メタル・バンド、ウォーキングス。同じく2018年に、いきなりオーストリアの大手ナパーム・レコードからデビュー・アルバム『Reborn』をリリース。するとパワー・メタル・ファンからは、「このヴォーカル聞き覚えがあるぞ?」という声が漏れ始めた。それもそのはず、ザ・トリビューンというステージネームのヴォーカリストの正体は、やはりナパーム・レコード所属のシンフォニック・パワー・メタル・バンド、セレニティのゲオルグ・ニューハウザーだったのだ!
そんなウォーキングスが、2021年8月にサード・アルバム『レヴォリューション』をリリース。再びヨーロッパの伝統にのっとったパワー・メタルを聴かせている。サウンド、ヴィジュアル、そして「ウィ・アー・ザ・ファイア」、「ファイト」、「キル・フォー・ザ・キング」なんていう曲のタイトルに至るまで、一切混ぜ物無し、純度100%のパワー・メタルだ。サバトン、ハンマーフォール、ランニング・ワイルド、パワーウルフ、そしてもちろんセレニティのファンならば、大満足すること間違いなし!