世界一のメタル大国フィンランドが誇るフォーク&トラッド・メタルの“森の妖精”コルピクラーニ。ヴァイオリンやアコーディオンをフィーチュア、フィンランドの神話や大自然、村祭りなどを題材にしたメタル・サウンドがヨーロッパ全土で人気を集め、この現象は日本をも席巻、来日ライヴも実現している。
毎年コンスタントにアルバムを発表。唯一無二のコルピクラーニ・ワールドを築き上げてきた彼らは、2017年、それまでのキャリアの集大成といえるライヴ・アルバム/映像作『Live At Masters Of Rock』を発表。
そしてバンド新章のビギニングとなったのが2018年に発表した10thアルバム『北欧コルピひとり旅』だ。我々を遠い世界へといざなう“旅路”であり、聴く者は往く先々で喜び、悲しみ、恋に落ち、美酒に酔いしれ、長年彼らの作品と題材となってきた森林からの旅立ちを告げる意欲的な作品となった。彼らのさらなる栄光を予見させるメタル・ヴォヤージュの幕開けだ。