1966年イギリス出身。1989年、「オール・アラウンド・ザ・ワールド」がポップでダンサブルなサウンドと等身大の女性像を描いた歌詞でUKチャート1位を獲得。その歌声は時代の共感を呼び、世界各国でヒットを記録している。イギリスを代表する女性シンガーの一人となったリサは「チェンジ」「サムデイ(アイム・カミング・バック)」「イン・オール・ザ・ライト・プレイセズ」などがポップ・チャートとクラブ・シーンを席巻。映画『ボディガード』『ウェディングプラナー』サウンドトラックでも彼女の曲が使われた。
自らのキャリアと並行して、彼女は1989年、バンド・エイドIIの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」に参加。1992年、クイーンのフレディ・マーキュリー・トリビュート・コンサートでは「輝ける日々」をジョージ・マイケルとデュエットするなど、幅広い活動を繰り広げている。米グラミー賞にノミネート、英BRITアワードでは3部門受賞&9部門ノミネートされるなど、音楽で評価されるのに加えて、さらに彼女は女優としても開眼。TVシリーズ『アガサ・クリスティ/ミス・マープル』(2007)や映画『ノーザン・ソウル』にも出演してきた。
2018年4月には、4年ぶり8作目となるアルバム『ディーパー』をリリース。彼女の夫であり、ヒット曲の数々を手がけてきたプロデューサーであるイアン・デヴェイニーと共に創り上げたこのアルバムでは、よりソウルフルになった歌唱とエモーションで、リスナーを魅了している。