イタリア、フィレンチェ出身のサイケデリック・ウィッチクラフトは、2015年、イタリア人シンガーでメイン・ソングライターのVirginia Montiを中心に結成された。ブラック・サバス、レッド・ツエッペリン、ジェファーソン・エアプレイン、フリーといったドゥーム・ロックとブルースの神に影響を受けたバンドは、クラシック・ハードロックをオカルト的な歌詞と合わせたサウンドを確立。
初のEP『Black Magic Man』 は、Taxi Driver Recordsより2015年7月に発表され、ストーナー/ドゥーム・シーンで注目を集めた。当初のラインナップは、ヴォーカルがVirginia Monti、ギターが Jacopo Fallai、ベースがRiccardo Giuffré、ドラムがDaniele Parrellaであった。2016年の1月、ドラマーのDanieleが脱退し、代わってMirko Buiaが加入。バンドはさらにパワーアップした。そして同年4月、Soulseller Recordsよりデビュー・アルバム『The Vision』を発表。様々なバンドのオープニング・アクトとしてライヴも行なった。約1年後の2017年1月、デビュー・アルバムに収録されなかった楽曲を集めた『Magick Rites and Spells』をSoulseller Recordsよりリリースしている。
Elfoレコーディング・スタジオでレコーディングされ、Brian Luceyによってミックスされた、2017年11月発表のセカンド・アルバム『Sound of the Wind』は、サイケデリック・ウィッチクラフトの最高傑作である。上記のクラシック・ロック・バンドのファンは勿論、どんなロック/メタル・ファンも圧倒されることだろう。