フランスとスペインに挟まれたピレネー山脈にあるアンドラ公国が輩出した稀代のプログレッシヴ・エクストリーム・メタル・バンド、Persefone。その結成は01年にまでさかのぼる。04年に『Truth Inside the Shades』でアルバム・デビュー。続くセカンド・アルバム『Core』(06年)とサード・アルバム『Shin-ken』(09年)は、日本のレーベル主導でリリースされている。サード・アルバムのタイトルは、もちろん日本語の「真剣」のことであり、そのコンセプトも宮本武蔵の映画に基づいていた。そんな訳で、Dream TheaterとChildren of Bodomをミックスしたような、プログレッシヴでメロディック、そしてエクストリームな彼らのスタイルは、ここ日本でも大きな人気を博したのである。その後もコンスタントにハイ・クオリティな作品をリリースし続けていた彼らは、22年にオーストリアの大手、ナパーム・レコードとの契約を手にした。