商品説明 DETAIL 90年代初頭のノルウェーでブラック・メタルのムーヴメントが起こった時、それは商業主義とは正反対に位置する音楽であった。それはそうだろう。悪魔、放火、殺人が横行していたシーンを、商業ベースに乗せられるはずなどなかったのだから。その後毒抜きが行われ、純粋に音楽スタイルだけで評価をされるようになっていったブラック・メタル。その中で、とりわけ大きな成功を手にしたのが、イギリスのクレイドル・オブ・フィルスと、このディム・ボルギルである。「ノルウェー王位の継承順位第 1 位であるホーコン・マグヌス王太子がお忍びでライヴを見に来ている」なんていう逸話もあるディム・ボルギルは、本国ノルウェーではスーパースターと言える存在だ。 この度、そんな彼らの5thアルバム『ピュリタニカル・ユーフォリック・ミサントロピア』が再発となる。今ではエクストリーム・メタル・バンドとオーケストラの共演も珍しいものではなくなったが、それもこれもディム・ボルギルという存在があったからこそ。10数人からなる本物の弦楽隊を参加させた本作は、その端緒となった記念碑的作品なのだ。ドラムはクレイドル・オブ・フィルスにいたニコラス・バーカー、ベーシストはその美声も映えるボルクナガールのICSヴォルテックスと、この時期のラインナップこそ至高と捉える向きも多い。『ピュリタニカル・ユーフォリック・ミサントロピア』は、シンフォニック・ブラック・メタルの歴史を変えた名作中の名作である。 今回嬉しいことに、あのフレドリック・ノルドストロームがリミックス/リマスターを担当。歴史的名盤がさらにパワフルなサウンドに。ボーナス・トラックとして、アルバムのプリプロダクションやリハーサル模様などが収録されており、歴史的な資料価値も高い。エクストリーム・メタル・ファンなら必聴! 【メンバー】 シャグラット (ヴォーカル) シレノス (リズムギター) ガルダー (リードギター) ヴォルテックス (ベース) ニコラス (ドラムス) ムスティス (キーボード)