商品説明 DETAIL 80年代中盤、メタルとパンクのクロスオーヴァーが大きなムーヴメントになった。発端となったのは、ニューヨークのS.O.D.。すでに大人気バンドとなっていたアンスラックスのメンバーを擁していたこともあり、そのデビュー・アルバム『Speak English or Die』(85年)は大ヒットに。その頃、ハードコア・パンク側からメタルへとアプローチするバンドが続出。結果としてクロスオーヴァーは一大ブームとなったのだ。ただし、このムーヴメントは短命で、わずか2年ほどでその火は消えてしまったものの、D.R.I.やC.O.C.、スイサイダル・テンデンシーズといった偉大なバンド群を輩出していることも忘れてはならない。 ヴァージニア出身のミュニシパル・ウェイストは、そんな80年代のクロスオーヴァーを、21世紀に蘇らせたバンド。01年に結成され、03年に『Waste‘Em All』でアルバム・デビュー。そしてあのイヤーエイクからのリリースとなったセカンド・アルバム『Hazardous Mutation』は、曲から歌からアートワークに至るまで、何もかもが80年代からタイムスリップしてきたような、クロスオーヴァーの大傑作となった。当時ちょうどイヤーエイク主導の80年代スラッシュ・リヴァイヴァル運動が起きていたこともあり、ミュニシパル・ウェイストは一気に人気バンドの仲間入りを果たした。 この度、そんなミュニシパル・ウェイストが、ニュー・アルバム『エレクトリファイド・ブレイン』をリリースする。前作『Slime and Punishment』から実に5年ぶり。まさにファン待望のリリースであるが、何年経とうがミュニシパルはミュニシパル。今回も2分前後の曲が全力疾走で駆け抜けていく(全14曲34分!)、まさにメタルとパンクの中間としか言いようがない痛快なアルバムに仕上がっている。リヴァイヴァル・ムーヴメントにはどうしてもあざとさがつきまとうものだが、ミュニシパルにはそれが感じられないのも凄い。メタル・ファンもパンク・ファンも必聴。これぞクロスオーヴァーだ! プロデューサーはエクストリーム・メタル界で現在最もホットな人物、アーサー・リズク。 【メンバー】 トニー・フォレスタ(ヴォーカル) ライアン・ウェイスト(ギター/ヴォーカル) ニック・プーロス(ギター) ランド・フィル(ベース/ヴォーカル) デイヴ・ウィッテ(ドラムス)