商品説明 DETAIL 今やエクストリーム・メタル大国の1つであるポーランド。ヴェイダーやベヒーモスに続くビッグネームと言えるのが、このディキャピテイテッドだ。96年の結成時、ヴォッグ(G)とヴィテック(Dr)の兄弟は、それぞれ16歳と12歳(!)だったというのだから、神童以外の何ものでもない。2本のデモをリリース後、00年に『Winds of Creation』でアルバム・デビューを果たす。カンニバル・コープスやモービッド・エンジェル、セパルトゥラからベイエリア・スラッシュ、果てはポーランドの英雄KATからの影響を消化したという彼らのスタイルは、デス・メタル界に大きな衝撃を与えた。結局彼らはヴェイダーのマネジメントに見そめられ、当時デス・メタル界最大のホームグラウンドであったイヤーエイクと契約。その名は世界中へと轟いていくことになる。 だが07年、ディキャピテイテッドは大きな悲劇に見舞われる。ツアー中の事故でヴィテックが帰らぬ人になってしまったのだ。バンドのメンバーであり、何よりも大切な弟であるヴィテックを亡くしたヴォッグの心の傷は大きく、ディキャピテイテッドは数年間の活動休止を余儀なくされる。しかし2年後、ヴィテックの遺志を継ぐ形でバンドは復活。12年と19年には来日も果たしている。 そんなディキャピテイティッドが、8枚目となるニュー・アルバム『キャンサー・カルチャー』をリリースする。17年の『アンチカルト』以来5年ぶりと、ファンの期待もこれ以上なく高まっているが、本作はそんなプレッシャーを軽々と跳ね返す仕上がり。もちろん中身はテクニカル、ファスト、ブルータルの三拍子揃った、ファンが望むディキャピテイテッド流のデス・メタル。彼らのルーツである80年代のスラッシュ・メタルやデス・メタルを見事に消化した上で、女性ヴォーカルをフィーチャするなど、意欲的な面も見せる。トーマス・ザレウスキとカーカスやオーペスなどとの仕事で知られるエンジニア、デイヴィッド・カスティロのコンビによる音作りも完璧。全デス・メタル・ファン必聴の作品だ! 【メンバー】 ヴァツワフ “ヴォッグ” キルティカ(ギター/ベース/アコーディオン/ヴォーカル) ラファウ “ラスタ” ピオトロフスキー(ヴォーカル) ジェームズ・スチュワート(ドラムス)