商品説明 DETAIL エクストリーム・メタル界で最も高い音楽性をもち、最も強い音楽的影響力を持つバンドの一つ、スウェーデンのメシュガー。その結成は87年にまでさかのぼる。数本のデモを発表した後、ニュークリア・ブラストと契約。91年に『Contradictions Collapse』でアルバム・デビュー。この頃はスラッシュ・メタルをプレイしていたメシュガーであるが、95年のセカンド・アルバム、『Destroy, Erase, Improve』で一気にそのスタイルを進化。リズムは複雑化し、アラン・ホールズワース等のジャズ系ギタリストからの影響が顕著となった本作は、後のジェント・スタイルの礎を築く作品となった。その後もアルバムを重ねるごとに、作風はどんどんと先鋭化。メシュガーは、メタル界で最も進歩的なバンドとして名を馳せていくことになる。数々の名盤を生み出している彼らだが、とりわけ08年にリリースされた7枚目のアルバム『ObZen』は、エクストリーム・メタルの巨大な金字塔として、今後も永久に語り継がれていくアルバムである。 デビュー以来ずっとニュークリア・ブラストの所属であったメシュガーだが、この度アトミック・ファイアーへと移籍。そして、名作の呼び声高い『The Violent Sleep of Reason』以来6年ぶり、9枚目となるニュー・アルバム、『イミュータブル』をリリースする。メシュガーの新作となると、どうしてもファンの期待も高いものになる。だが本作は、そんなプレッシャーを軽々と跳ね返すずば抜けた内容。『イミュータブル』とは「不変の」の意。このタイトルの意味するところについて、ギタリストのマルテンは、「色々な実験をしてきた俺たちだけれど、つまるところやっていることは最初期から変わらないのさ。物事へのアプローチの仕方、なぜ今もアルバムを作り続けるのか、なぜ今なおメシュガーらしいサウンドを出すのか。俺たちはやるべきことをやるだけ。不変なんだ」と説明しているが、本作の内容に関して、これ以上的確な説明はないだろう。メシュガーは常にメシュガー。そしてメシュガーに駄作無し。ジャズ/フュージョン的アプローチとエクストリーム・メタル的要素を完璧に止揚した『イミュータブル』は、積もりに積もったファンたちの期待を軽く凌駕する、現代のエクストリーム・メタルの最高峰に位置するアルバム。全エクストリーム・ミュージック・ファン必聴の作品だ。 【メンバー】 イェンス・キッドマン(ヴォーカル) マルテン・ハグストローム(ギター) フレドリック・トーデンダル(ギター) ディック・ロウグレン(ベース) トーマス・ハーケ(ドラムス)