商品説明 DETAIL マーシフル・フェイトが後続のバンド、特にエクストリーム・メタル系の潮流に与えた影響の大きさは、ブラック・サバスのそれに匹敵するのではないか。メタリカがカバーを披露するほどのマーシフル・フェイト・フリークであることは良く知られているし、元メガデスのデイヴ・ムステインも影響を受けたバンドの筆頭として、彼らの名を挙げていた。スレイヤーがセカンド・アルバム『Hell Awaits』で大作主義に走ったのも、マーシフル・フェイトに影響を受けたからだ。試しに「Captor of Sin」のイントロと、マーシフル・フェイトの「A Corpse without Soul」のイントロを聴き比べてみると良い。この時期のスレイヤーがどれほどマーシフル・フェイトに傾倒していたのかがよくわかるはずだ。直接的であれ間接的であれ、マーシフル・フェイトから影響を受けていないエクストリーム・メタル・バンドなど、この世に存在しないのである。 EPと二枚のアルバムをリリース後、85年にマーシフル・フェイトは解散。ヴォーカリストのキング・ダイアモンドは、自身の名を冠したバンドを結成し、その音楽性、イメージを継承していく。87年にリリースされたセカンド・アルバム『アビゲイル』はまるで一本のホラー映画大作かのようなコンセプト・アルバムの傑作であり、以降コンセプト・アルバムはキング・ダイアモンドの代名詞となっていく。 この度マーシフル・フェイト、キング・ダイアモンドの作品が11枚まとめて再発になる。マーシフル・フェイトは『マーシフル・フェイト』EP(82年)、『メリッサ』(83年)、『ドント・ブレイク・ジ・オース』(84年)、『ザ・ビギニング』(87年)、『リターン・オブ・ザ・ヴァンパイア』(92年)の5枚。キング・ダイアモンドは『フェイタル・ポートレイト』(86年)、『アビゲイル』(87年)、『"ゼム”』(88年)、『コンスピラシー』(89年)、『ジ・アイ』(90年)、『イン・コンサート1987:アビゲイル』(90年)の6枚。言うまでもなくいずれも名盤、と言うよりヘヴィメタル・ファンであれば知っていなくてはいけない一般教養と言えるアルバムばかり。すべてオリジナル・アートワークを忠実に再現した紙ジャケ仕様なのが嬉しい。中でも『マーシフル・フェイト』EPが単独、かつ82年当時のアートワークでリリースされるのだから、マニアにもたまらないことだろう。これを機に、11枚一気に揃えてしまおう! 【メンバー】 キング・ダイアモンド (ヴォーカル) アンディ・ラ・ロック (ギター) マイケル・ムーン (ギター) ティミ・ハンセン (ベース) ミッキー・ディー (ドラムス)