商品説明 DETAIL スウェーデンの正統派ヘヴィメタル・バンド、ハンマーフォール。彼らが結成されたのは93年のこと。90年代初頭と言えば、まさにヘヴィメタル暗黒時代。メインストリームではグランジの嵐が吹き荒れ、アンダーグラウンドではデス・メタルやブラック・メタルが大きな人気を博していた。特にスウェーデンは、デス・メタルの震源地。そんな逆境の中、彼らは「流行りなんて関係ない。俺たちがやりたいのはヘヴィメタルだ!」と我が道を進む決意をした。元々はオスカー・ドロニャックとイン・フレイムスのイェスパー・ストロムブラード(2人はセレモニアル・オースというデス・メタル・バンドをやっていた)のサイド・プロジェクトとしてスタートしたハンマーフォールであるが、96年に現在のヴォーカリスト、ヨアキム・カンスが加入。本格的にバンドとして始動すると、翌97年には『Glory to the Brave』でアルバム・デビュー。ほとんどエクストリーム・メタル一色であったスウェーデンのシーンにおいて、正統派メタルの登場は逆に新鮮な驚きを与えた。ハンマーフォールの登場は、スウェーデン、ひいては世界のメタル・シーンにおける正統派ヘヴィメタル復権の狼煙となったのである。 昨年はニュー・アルバム『ドミニオン』をリリースし、また9月にはMETAL WEEKENDにて来日公演も行ったハンマーフォール。そんな彼らがこの度、ライヴBlu-rayをリリースする。『ライヴ!アゲインスト・ザ・ワールド』と題された本作は、2020年2月15日、ドイツのMHPアリーナで収録されたもの。やはり、アリーナという大会場の大きなステージでのライヴは迫力十分。フェスではない、通常のヘヴィメタルのコンサートが、こんな大きな会場で行われているなんて、我々日本のメタル・ファンには夢のようなお話。それにしても、ハンマーフォールはパイロや豪華なセットがよく似合う。全20曲、約2時間に渡るこの映像作品を見ていると、彼らがなぜヘヴィメタルの救世主たり得たのが、よくわかろうというもの。これはバトル・ビーストとシリアス・ブラックを従えて行われた『ドミニオン』のツアーの模様であるが、今年はハンマーフォールがスウェーデンのチャートで初めて1位を獲得したアルバム、『レネゲイド』の発売20周年ということもあり、このアルバムからのメドレーがプレイされているのもうれしい。これぞヘヴィメタルという世界観を味わえる本作。ハンマーフォールのファンはもちろん、あらゆるメタルのファンも、これを見逃す訳にはいかない。 【メンバー】 ヨアキム・カンス (ヴォーカル) オスカー・ドロニャック (ギター) ポンタス・ノルグレン (ギター) フレドリック・ラーソン (ベース) デイヴィッド・ウォリン (ドラムス)