リングス・オブ・サターン/ジディム【CD】
Rings of Saturn photo by Brian Delumpa

2019年10月25日発売予定


テクニカルすぎるデスコア・バンド、リングス・オブ・サターンが放つ5枚目のフルアルバム。変態フレーズを光速で弾きまくる異常なまでの演奏能力はとても人間業ではない。まさにエイリアン・デスコアの面目躍如。2019年、テクニカル・デスコアの極点はこれだ。
【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】

ジディム【CD】

リングス・オブ・サターン ジディム

商品形態
CD
品番
GQCS-90789
JANコード
4582546590369
価格
2,750円(税抜 2,500 円)
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商品説明 DETAIL

カリフォルニア出身のデスコア・バンド、リングス・オブ・サターン。テクニカルで変態的なスタイルを極めつくす彼らは、09年にギタリストのルーカス・マンを中心に結成された。「エイリアン・デスコア」と自ら命名したそのスタイルのコンセプトは、CARNIFEX、SUICIDE SILENCE、WHITECHAPEL系列のデスコア+宇宙。ネット上で発表した「Abducted」という曲がデスコア界の話題をさらったとき、ルーカスと他の2人のメンバーは、全員まだ高校生であったというのだから、その早熟ぶりには驚かされる。その後自主製作したデビュー・アルバム『Embryonic Anomaly』が、テクニカル・デス・メタル界の総本山、Unique Leader Recordsの目にとまる。デビュー作がUnique Leaderから再発されたことで、リングス・オブ・サターンの名は、マニアだけでなく全世界のエクストリーム・メタル・ファンへと広がっていった。その高速で複雑、そしてあまりにも正確な演奏は、相当の編集を施しているのではという疑惑をもたらすほど。だが、彼らはThe Summer Slaughter Tourを含む大がかりなツアーを積極的にこなし、ステージ上でもこれらのテクニカルな楽曲を軽々と再現。そんな的外れな批判を一蹴してみせたのである。その後もセカンド・アルバム『Dingir』(12年)、サード・アルバム『Lugal Ki En』(14年)を、やはりUnique Leaderからリリース。後者がビルボード200チャートの126位にランクインするという快挙を果たしたことで、バンドはエクストリーム・メタル界の最大手レーベル、ニュークリア・ブラスト・レコーズとの契約を手にする。17年にリリースされた4枚目のフル・アルバム『オルトゥ・ウラ』は、変態性とメロディックさのコントラストが強烈な傑作となった。

そんな前作から約2年半、この度5枚目となるニュー・アルバム『ジディム』がリリースとなる。本作の内容については、ルーカスの「今回は古くからのファンを喜ばせる内容にしたかった」という発言に、すべてが凝縮されている。前作『オルトゥ・ウラ』は、前述のとおりメロディックな面が大きくフィーチャされており、結果としてリングス・オブ・サターンは、新たなファンの獲得に成功した。だが一方で、「ヘヴィさ、テクニカルさが足りない」と感じる長年のファンもいたという。考えてみれば、バンドが大きな人気を博したそもそもの要素は、テクニカルさ、そして変態さであったではないか。今回は初心を取り戻そう。そう考えた。だが、単にバック・トゥ・ルーツにとどまらないのが彼らの凄いところ。さらにテクニカルに、さらに変態に。自らの限界を破る挑戦をした作品。それが『ジディム』である。ヴォーカルにはエンタープライズ・アースのダン・ワトソン、ギターにはベリード・アライヴのチャールズ・キャズウェル、そして日本人最速シュレッダーとして名高い陽鬼を起用。ディミニッシュ、ホールトーンを多用しまくった、変態フレーズ満載の速弾き。異常なまでの高速ツーバス連打。奇妙極まりない楽曲構成。初期リングス・オブ・サターンの要素を煮詰めてさらにグレード・アップした本作は、とても人間業とは思えない、まさにエイリアン・デスコアの面目躍如。19年時点のエクストリーム・ミュージック界におけるテクニカル性、複雑性の極点。それが『ジディム』である。



【メンバー】
ルーカス・マン(ギター/ベース/シンセサイザー)
ジョエル・オーマンズ(ギター)
イアン・ベアラ(ヴォーカル)
マルコ・ピトルゼッラ(セッション・ドラムス)


【CD収録曲】
01. パスチュールズ [feat. チャールズ・キャスウェル | ベリード・アライヴ]
02. ディヴァイン・オーソリティ
03. ハイポダーミス・グリッチ [feat. ダン・ワトソン | エンタープライズ・アース]
04. ブローテッド・アンド・スティフ
05. トーメンテッド・コンシャスネス [feat. 陽鬼]
06. ザ・ハスク
07. メンタル・プロラプス
08. ジェネティック・インヘリタンス
09. フェイス・オブ・ザ・ウォームホール
10. ジディム [インストゥルメンタル]