商品説明 DETAIL 新世代スラッシュ/スピード・メタル界を代表するバンドの1つ、ベルギーのイーヴル・インヴェイダーズ。一応結成は07年の10年選手ということになっているが、彼らが本格的な活動を始めたのは、バンド名を冠したEP をリリースした13年頃のこと。その後、オーストリアの大手レーベル、ナパーム・レコーズと契約し、15年に『Pulses of Pleasure』でアルバム・デビュー。新世代スラッシュの旗手として、頭角を現していった。翌16年にはEP『イン・フォー・ザ・キル』、さらに17年にはセカンド・アルバム『フィード・ミー・ヴァイオレンス』とアグレッシヴなリリース攻撃で、その人気は確固たるものに。デビュー・アルバムはスラッシュらしい力技にあふれていた一方、セカンド・アルバムではプログレッシヴ・メタルから、果てはドゥーム・メタル的要素をも取り入れる懐の深さを見せ、単なる懐古趣味に陥らない21世紀スラッシュ・メタルを提示する力量を持ったバンドだ。 そしてこの度、イーヴル・インヴェイダーズのライヴ映像作品がリリースされることとなった。スラッシュ・メタルのようなエネルギッシュな音楽スタイルにとっては、やはりライヴこそが本領発揮の場。イーヴル・インヴェイダーズも当然例外ではない。『サージ・オブ・インサニティー~ライヴ・イン・アントワープ2018』と題された本作は、そのタイトルの通り、彼らの地元ベルギーでのライヴ模様が収録されている。地元というのは大きなポイントだ。当然ホームグラウンドのファンは熱狂的であるし、ステージセットもフルに用意できる。子供の頃から彼らが通っていたライヴハウスでの収録ということもあり、感慨もひとしおだったことだろう。演奏の破壊力、オーディエンスの盛り上がりともに凄まじい。現場の熱気は相当のものであったであろうことが、画面越しに伝わってくる。その熱気も、確固たる演奏テクニックに裏打ちされたもの。楽器陣のタイトさ、そしてSavatageのジョン・オリヴァにCrimson Gloryのミッドナイトが大好きというヴォーカリスト、ジョーのスクリーム。いずれも素晴らしい。パワー一発の初期の曲はさらにパワフルに。捻りの効いたセカンド・アルバムからの曲も、一糸乱れず再現されていく。さらにはヴェノムのカバー、「ウィッチング・アワー」も披露。これまでに2度の来日を果たしているので、イーヴル・インヴェイダーズのステージを体験された方も少なくないだろう。だがやはり、地元のライヴの盛り上がりは特別なものであると言わざるをえない。とにかく熱い。これで燃えないはずがない。スラッシュ・メタルのライヴはやっぱりこうでなくちゃ! 【メンバー】 ジョー(ヴォーカル/ギター) マックス・メイヘム(ギター) ユーリ・ファン・デ・スコット(ベース) センヌ・ヤコブス(ドラムス)