商品説明 DETAIL 2007年、イタリアのペルージャで結成されたフレッシュゴッド・アポカリプスはそのエクストリームなデス・メタルと重厚なオーケストラ・サウンドで、ヨーロッパのメタル戦線で勝利を収めてきた。『Oracles』(2009)で“神託”、『アゴニー』(2011)で“苦悶”、『ラビリンス』(2013)で“迷宮”、『キング』(2016)で“王者”と、異なったテーマに取り組みながら、アルバムを追うごとにエクストリームに、そしてシンフォニックに成長してきた彼らが5作目のアルバムで描くのは“ヴェレーノ=毒”の世界だ。 バンドの創始者の1人であるフランチェスコ・パオリがリード・ヴォーカル/リード・ギターとして本格的にバンドのフロントマンになったことで、彼のクリエイティヴな衝動がさらに結晶化された本作。“自然発生的”で“実験的”なアプローチを取ったことで、オーガニックな攻撃性が露わになっている。 1曲目「フューリー」はタイトルが示唆するように憤怒に満ちたメタル襲撃とオーケストラの怒濤が聴く者を翻弄する。「カーニヴォラス・ラム」「ワーシップ・アンド・フォーゲット」はすべてを焦土に帰すエクストリーム・ナンバーであり、感情の起伏をシネマチックに描く「モナリザ」、勇壮なる叙事詩「エンブレイス・ジ・オブリヴィオン」、女声オペラチック・ヴォーカルをフィーチュアした「ザ・デイ・ウィール・ビー・ゴーン」などと化学融合を果たすことで、凄まじいうねりを生み出す。メタル・パートとオーケストラ・パートの相乗効果がお互いを高め合う音のモノリスとなっている。 「このアルバムにおける作曲能力の向上は明白」とフランチェスコが胸を張る本作は、イタリアの豊潤なる伝統文化と暴虐のヘヴィ・メタル・カルチャーが邂逅を果たした記念碑的作品だ。 ボーナス・トラックはラムシュタインのカヴァー「ライゼ、ライゼ」。現代ヨーロッパを代表するドイツのモダン・メタルの雄の曲がシンフォニックに生まれ変わっている。 【メンバー】 フランチェスコ・パオリ(ドラムス/ギター&ヴォーカル) パオロ・ロッシ(ヴォーカル/ベース) フランチェスコ・フェリーニ(ピアノ)