商品説明 DETAIL フォリナーの歴史は、元スプーキー・トゥースのギタリストだったイギリス人のミック・ジョーンズ(g)がレスリー・ウェストのバンドを脱退した1976年にニューヨークで新バンド結成へと動き出したことに始まる。その後、同じイギリス人の元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルド(g, key)とイアン・ハンターのバンドのデニス・エリオット(ds)、アメリカ人の元ブラック・シープのルー・グラム(vo)、アル・グリーンウッド(key)、エド・ガリアルディ(b)を迎えてデモを制作すると、アトランティック・レコードと契約が成立。英米のメンバーで構成されたバンドということで、彼らはフォリナーというバンド名でアルバム『栄光の旅立ち』(1977年)でデビューを果たす。 名の知れたメンバーによって結成されたフォリナーはスーパー・グループとして話題になると、デビュー作が全米チャート最高4位に入るヒットを記録。続く2作目の『ダブル・ヴィジョン』(1978年)も全米最高3位、エドに替わって、元スモール・フェイセスのリック・ウィルス(b)が加入して制作した3作目の『ヘッド・ゲームス』(1979年)が全米最高5位にランク・インすると、イアンとアルが脱退し、4人で4作目の『4』(1981年)をリリース。シングルの「ガール・ライク・ユー」や「アージェント」「ジューク・ボックス・ヒーロー」のヒットもあってアルバムは全米で10週連続1位という快挙を成し遂げることとなる。 その後も5作目の『プロヴォカトゥール』(1984年)、6作目の『インサイド・インフォメーション』(1987年)をヒットさせたものの、1990年にルーが脱退。ジョニー・エドワーズ(vo)を迎えてリリースした7作目の『アンユージュアル・ヒート』(1991年)がセールス面に失敗に終わり、デニスとリックも脱退してしまう。ミックはルーを呼び戻し、新たなメンバーを迎えて『Mr.ムーンライト』(1994年)をリリースしたが、1997年にルーが脳腫瘍を患い、バンドの活動も縮小してしまう。 2003年にルーが再び脱退したため、ミックは新たに元ハリケーンのケリー・ハンセン(vo)、元ドッケンのジェフ・ピルソン(b)らを起用し、15年ぶりの9作目のアルバム『キャント・スロー・ダウン』(2009年)をリリースすると、2014年には『4』の完全再現ライヴの様子を収めた『THE BEST OF 4 & MORE』を発表。さらに2016年にはデビュー40周年を記念して、40曲入りのベスト・アルバム『40』をリリースして再びフォリナーに熱い視線が注がれる中、2017年5月にスイスでオーケストラとの共演したライヴを実施。その時の様子を収めたのがこの『フォリナー・ウィズ・21世紀シンフォニー・オーケストラ&コーラス〜ライヴ・イン・スイス 2017』である。 スイスのルツェルンのカルチャー・コングレスセンターにて、著名なオランダ人コンダクターのアーンスト・ヴァン・ティエルの指揮のもとで、21世紀シンフォニー・オーケストラとコーラス隊と共に行なわれたこのライヴは、通常のエレクトリックのライヴにオーケストラを加えたスタイルを基本にしつつ、アコースティック・セットでもプレイ。「コールド・アズ・アイス」「ガール・ライク・ユー」「ジューク・ボックス・ヒーロー」「フィールス・ライク・ザ・ファースト・タイム」、さらにアコースティック・セットによる「セイ・ユー・ウィル」など、どの曲もオーケストラの荘厳なサウンドをバックにさらなる輝きが増しており、デビュー40周年を祝うに相応しい作品に仕上がっている。 【メンバー】 ケリー・ハンセン(ヴォーカル) ミック・ジョーンズ(ギター) ジェフ・ピルソン(ベース) トム・ギンベル(リズム・ギター/サックス) マイケル・ブルースタイン(キーボード) ブルース・ワトソン(ギター) クリス・フレイザー(ドラムス)