商品説明 DETAIL 旧ソビエト連邦、現ベラルーシ共和国の首都ミンスクにて、著名な作曲家であるドミストリー・スモールスキの息子として生まれたヴィクター・スモールスキ。幼少の頃から音楽の英才教育を受けて育った彼は、自ら結成したヘヴィ・メタル・バンドのインスペクターを率いて旧西ドイツでライヴを行なったのを機にドイツ人ミュージシャンと交流が生まれ、やがて、ドイツを拠点にスタジオ・ミュージシャンやプロデューサーとした活動するようになる。そうした中、ドイツのプログレッシヴ・メタル・バンドのマインド・オデッセイに誘われた彼は、3枚のアルバムに参加する機会を得る。 その後、レイジの『ゴースト』(1999年)にプロデューサー、エンジニア、ギター・プレイヤーとして関わった時にその才能が認められ、レイジに加入したヴィクターは、『ユニティ』(2002年)や『サウンドチェイサー』(2003年)といった力作をリリースし、レイジにプログレッシヴでテクニカルな要素を持ち込むことに成功する。しかし、音楽性の違いやメンバー間の不仲もあって、2015年に脱退。新たに立ち上げたのがアルマナックだった。 このアルマナックは2013年にリングア・モーティス・オーケストラfeat.レイジ名義でリリースしたアルバム『リングア・モーティス・オーケストラfeat.レイジ』のコンセプトを継承したもので、2016年にリリースした1stアルバムの『ツァー』はそのアルバムで参加していたオーケストラ・バルセロナ・フィルハーモニア、女性シンガーのジャネット・マルヒェフカ(vo)もそのまま参加する形でレコーディングが実施された。この作品は決してオーケストラがメインではなく、ヴィクターのヘヴィなギターを軸にしたメロディックなパワー・メタルが展開されていたが、ストーリーに合わせて、ピンク・クリーム69のデイヴィッド・リードマン(vo)、ブレインストームのアンディ・B・フランク(vo)と、タイプの異なるシンガーも参加していたのも特徴になっていた。 デビュー作のリリース後、10ヵ国で50回を超えるライヴを行なった彼らは、バンドとしての手応えを掴むと、ジャネット、デイヴィッド、アンディの3人のシンガー、新加入のリズム隊のティム・ラシド(b)とアサナシオス“ザッキー”ツォウカス(ds)とともに2017年4月からレコーディングを実施。完成したのがこの『キングスレイヤー』である。 今作は殺された国王がコンセプトとなっているということで、5世紀のスリランカのダートゥセーナ王、16世紀のイギリス王のヘンリー8世などのリアルなストーリーが歌詞で語られているという。音楽的にもライヴで得た経験を活かし、前作以上にヘヴィでダイレクトなメロディック・パワー・メタル・ナンバーが満載されており、オーケストラも交えた楽曲はゴージャスでかつダイナミック。天才ミュージシャンのヴィクターのギター・プレイヤー、コンポーザー、アレンジャーとしての才能が大いに発揮された作品が仕上がっている。 【メンバー】 ヴィクター・スモールスキ(ギター/キーボード) アンディー・B・フランク(ヴォーカル) デヴィッド・リードマン(ヴォーカル) ジャネット・マルヒェフカ(ヴォーカル) ティム・ラシッド(ベース) アタナシオス・“ザッキー”・ツォウカス(ドラムス)