商品説明 DETAIL 1980年代にイタリアン・メタルのファースト・ウェイヴを代表するバンドのひとつであるクロスボーンズでデビューしたダリオ・モロ。ミュージシャンとして活動する一方でプロデューサー/エンジニアとしてラクーナ・コイルやアナセマ、スカイクラッドなどの作品を手がけるなど、ハード・ロック/ヘヴィ・メタル・シーンを表と裏から支えてきた。グラハム・ボネット&ドン・エイリー・バンドのツアーにギタリストとして参加するなど、世界的に高く評価されてきたダリオだが、現在の彼がアーティスト活動の両輪としているのが、トニー・マーティン(元ブラック・サバス)とのプロジェクト:ザ・ケイジ、そしてグレン・ヒューズとのヴードゥー・ヒルだ。 2000年に始動したヴードゥー・ヒルは、1970〜1980年代の正統派ハード・ロック/ヘヴィ・メタルを現代に蘇らせるプロジェクトだ。『ヴードゥー・ヒル』(2000)、『ワイルド・シード・オブ・マザー・アース』(2004)と2枚のアルバムを発表した後、2人の多忙なスケジュールが合わずに活動を休止していたが、ファンの期待が高まる中、11年ぶりに復活することになった。 3枚目のアルバムとなる本作『ウォーターフォール』では前2作のハードでメロディアスな路線を受け継ぎながら、さらにスケール感がアップ。ダリオのギターはさらにブルージーなエモーションとトリッキーなテクニカル・フレーズが増し、リッチー・ブラックモアばりのソロを聴かせる「アンダーニース・アンド・ダウン・ビロウ」、マイケル・シェンカーを思わせる「ラスト・ドア」など、往年のハード・ロック/ヘヴィ・メタル・ファンのハートのツボを突くギター・プレイで魅せてくれる。 一方グレンのヴォーカルも、現役の迫力とベテランの円熟を兼ね備えたものだ。ディープ・パープルやトラピーズでのシャウトは健在であり、近年ブラック・カントリー・コミュニオンやカリフォルニア・ブリードでヴィンテージなハード・ロックに接近したことの影響によるものか、よりソウルフルなヴォーカルを堪能できる。近年ではガンズ&ローゼズのメンバー達とのスーパー・プロジェクト:キングス・オブ・ケイオスや、ダグ・アルドリッチ(ホワイトスネイク/ディオ/バーニング・レイン他)とツアーを行うなど、実力派ミュージシャンを向こうに回しているグレンだが、本作でもその“ヴォイス・オブ・ロック”が冴え渡っている。 ダリオが“最もヘヴィで、最もストロング”と表現するヴードゥー・ヒル最新作。聴く者はハード・ロックの滝壺に落ちていくしかない。 【メンバー】 グレン・ヒューズ(ヴォーカル) ダリオ・モロ(ギター) ダリオ・パティ(ベース/キーボード) リカルド・ヴルーナ(ドラムス) アンドレア・マイエラッノ(ベース)[M3,4,6] ウラジミール・ルジチック・ケバック(ドラムス)[M7,9,11] 【CD収録曲】 01.オール・ザット・リメインズ 02.ザ・ウェル 03.ラトル・シェイク・ボーン 04.アンダーニース・アンド・ダウン・ビロウ 05.ウォーターフォール 06.カルマ・ゴー 07.イーヴル・シング 08.エルドラド 09.ホワイト・フェザー 10.サンフラワー 11.ラスト・ドア 12.ウォーターフォール - オーケストラル・ヴァージョン(日本盤限定ボーナストラック)