商品説明 DETAIL ドイツのメロディック・パワー・メタル・バンド、シリアス・ブラック。彼らは2014年にヨーロッパのメタル・シーンで活躍する6人によって結成された。結成時のメンバーは、元ハロウィン、現マスタープランのローランド・グラポウ(g)、元ブラインド・ガーディアンのトーメン・スタッシュ(ds)、元タッド・モローズのアーバン・ブリード(vo)、エデンブリッジのドミニク・セバスチャン(g)、エマージェンシー・ゲイトのマリオ・ロハート(b)、元ドリームスケープのヤン・ヴァシック(key)の6人であった。 2014年11月にAFM Recordsより配信シングル「I Seek No Other Life」をリリース。「Sealing My Fate」、「High and Low」と配信シングルのリリースを重ねた後、満を持してアルバム『As Daylight Breaks』を発表。充実した内容で大きな評判を呼んだ。カイ・ハンセンの後釜としてジャーマン・メタルの人気バンドであるハロウィンに加入し、2001年に脱退した後はマスタープランを結成したローランド、1988年のデビュー以来のメンバーで2005年にブラインド・ガーディアンを円満脱退したトーメン・スタッシュ、この二人の知名度は日本においても抜群であった。 ところが、セカンド・アルバム制作前に二人は脱退してしまう。ローランドは耳鳴り、トーメンは肩痛と、共に体調不良であったため脱退せざるをえなかった。バンドはギタリストをファイアーウィンドのキーボード・プレイヤーであるボブ・カティオニス、ドラマーを元ラプソディー・オブ・ファイアのアレックス・ホルツワースに交代。新体制で完成したセカンド・アルバム『MIRRORWORLD』では、前作以上に強いメロディと、ドラマティックなヘヴィ・メタルが展開されていた。メンバー・チェンジはあれど、バンドのコンセプトは確立されており、各国のメタル・シーンで活躍するメンバーの集合体だけに、安定したクオリティの楽曲を楽しむことの出来る作品であった。 とにかく、このバンドは相当な実力者が揃っている。ドイツを拠点にしているとはいえ、様々な国のバンドからメンバーが集結しており、多国籍メタル・バンドとも言える様相を呈している辺りも興味深い。 スウェーデンの硬派パワー・メタル・バンドであるタッド・モローズやブラッドバウンドに在籍していたアーバン・ブリード(vo)。ドイツのメロディック・デス・メタル・バンド、エマージェンシー・ゲイトやオーストリアの男女ツイン・ボーカルのシンフォニック・スピード・メタル・バンド、VISIONS OF ATLANTISに在籍していたマリオ・ロハート(b)。オーストリアのシンフォニック・メタル・バンド、エデンブリッジに在籍しているドミニク・セバスチャン。ドイツを代表するプログレッシヴ・メタル・バンド、DREAMSCAPEの元メンバー、ヤン・ヴァシック(key)。そしてギリシャ出身のガスG率いるパワー・メタル・バンド、ファイアーウィンドで2004年に来日公演の経験もあるボブ・カティオニス(g)。イタリアのシンフォニック・パワー・メタル・バンド、元ラプソディー・オブ・ファイアのアレックス・ホルツワース。 この6人の猛者が放つのは、メロディックかつスピーディで、ドラマティックなヘヴィ・メタルである。全体的にシンフォニックな雰囲気と、確かなテクニックから醸し出される緊張感で覆われており、力強くフックのあるメロディは叙情的で、高品質の楽曲が並ぶ傑作である。欧州の伝統的なメタルを進化させているところにシリアス・ブラックの魅力がある。来日公演もすでに決定している彼らが、新たな時代を切り開く予感がしてならない。 【メンバー】 アーバン・ブリード [元タッド・モローズ](ヴォーカル) ボブ・カティオニス [ファイアーウィンド](ギター) ドミニク・セバスチャン [エデンブリッジ](ギター) マリオ・ロハート [エマージェンシー・ゲイト](ベース) ヤン・ヴァシック [元ドリームスケープ](キーボード/オーケストラ) アレックス・ホルツワース [元ラプソディー・オブ・ファイア](ドラムス/パーカッション)