商品説明 DETAIL 昨年、大幅なメンバー・チェンジがあり、ファンを心配させたELUVEITIEだが、メイン・コンポーザーにしてコンセプターでもあるクリゲル・グランツマン(vo)がいる限り、その屋台骨が揺らぐことは決してない。そもそもこのバンドは、'02年にそのクリゲルのソロ・プロジェクトから結成に到り、'03年にEP『VEN』でデビューを飾って以降、『SPIRIT』('06)、『SLANIA』('08)、『EVOCATION I』(’09)、『EVERYTHING REMAINS AS IT NEVER WAS』('10)、『HELVETIOS』('12)、『ORIGINS』('14)と作を重ねる中、実のところ、何度も何度もメンバー・チェンジを経てきているのだ。 そのユニークなサウンドは、伝統的なケルト・ミュージックとエクストリーム・メタルの絶妙なる融合により生み出された。アグレッシヴかつダイナミックな面と、叙情的かつ牧歌的な面を併せ持ち、激しいモッシュ・ピットを誘発させると同時に、どこか聴く者の郷愁も掻き立てる。背景にあるのは古代ガリアの失われた歴史や文化。ELUVEITIEとは、現在のスイスから南ドイツにかつて居住していたガリア人の部族を指し、やがてローマに支配され、同化を遂げていくケルト人一派への強いシンパシーが、彼等の作品には常に込められているのだ。 今回、『イヴォケーション II ~ガリアの神々~』のテーマとなったのはガリアやケルトの神々。パンテオンというと、古代ギリシャや古代ローマの神々を祀る神殿=万神殿がイメージされるが、元々は単に“すべての神々”を意味していた。実際、各曲のタイトルにはガリア万神の名前やそれにまつわる言葉が採用され、様々な古楽器を駆使した神秘的で土着的、時に絢爛たるフォーク/トラッド・サウンドが展開される。 『ORIGINS』発表後、'14年にペデ・キストレル(pipes, whistles)、'16年にイヴォ・ヘンツィ(g)、メルリン・スッター(ds)、アナ・マーフィ(hurdy gurdy, vo)が相次いで脱退し、その後任として、マッテオ・システィ(pipes, whistles)、ヨナス・ヴォルフ(g)、アラン・アッケルマン(ds)、ファビエンヌ・エルニ(vo, harp)、ミハリナ・マリシュ(hurdy gurdy)が新たに加入。それにより現ラインナップは、クリゲル(vo, mandola, whistles, pipes, bodhran)以下、ラファエル・ザルツマン(g)、カイ・ブレム(b)、ニコル・アンスペルゲル(fiddle, cello)、そして、マッテオ、ヨナス、アラン、ファビエンヌ、ミハリナという総勢9名の大所帯となった。 バンドのルーツに立ち返り、アコースティック・アルバムで新たなスタートを切ったELUVEITIE。そこにはケルト神話の深淵が息衝いている…!! 【メンバー】 クリゲル・グランツマン(ヴォーカル/マンドラ/口笛) ファビエンヌ・エルニ(ヴォーカル/ケルティックハープ) マッテオ・システィ(バグパイプ/イリアン・パイプス/口笛/バウロン) ミハリナ・マリシュ(ハーディ・ガーディ) ニコル・アンスペルゲル(フィドル) カイ・ブレム(ベース) ヨナス・ヴォルフ(アコースティック・ギター/リゾネーター・ギター) ラファエル・ザルツマン(アコースティック・ギター) アラン・アッケルマン(ドラムス/パーカッション)