商品説明 DETAIL プライマル・フィアの歴史はガンマ・レイを脱退したラルフ・シーパース(vo)に、シナーのマット・シナー(b/vo)が何か一緒にやろうと声を掛けたことでスタートした。ジューダス・プリーストのオーディションに落選し、引退も考えていたラルフに、その才能をこのまま潰してしまうのはもったいないと考えたマットが手を差し伸べたわけである。2人はすぐにシナーのトム・ナウマン(g)を誘うと、曲作りを開始し、ドラマーにはラルフの友人であったクラウス・シュペリング(ds)を起用してアルバム『プライマル・フィア』(1997年)をリリースする。当初はこの作品1枚だけを出してプロジェクトを終えるつもりでいたが、その骨太のメロディック・パワー・メタルがヨーロッパや日本で好評を博したため、バンドは2人目のギタリストのステファン・レイビング(g)を迎えて、ツアーを実施。活動を本格化させた彼らは、ラルフとマットを除くメンバーが何度か入れ替わりながら、アルバム制作とライヴ活動を精力的に実施する。 デビュー10年目にリリースされた7作目の『ニュー・レリジョン』(2007年)を境に、ドラマティックでメロディアスな要素も強く打ち出すようになった彼らは、その後も『16.6(ビフォー・ザ・デヴィル・ノウズ・ユー・アー・デッド)』(2009年)、『デリヴァリング・ザ・ブラック』(2014年)といった力作をリリース。そして、2016年にはラルフ、マット、トム、アレックス・バイロット(g)、マグナス・カールソン(g)、フランチェスコ・ジョヴィーノ(ds)というメンバーで11作目の『ルールブレイカー』(2016年)を完成させる。 アルバム・リリース後、マグナスを除くメンバーで、2016年2月からヨーロッパからツアーを開始したバンドは、4〜5月北米ツアー、6月には来日公演を実現。その後はオーストラリア、ヨーロッパを挟んで、9月には南米、さらに10〜11月にはドイツ、イタリア、スイスでもライヴを行なった彼らだが、その中のドイツ公演が今回、CDとなったわけである。このツアーでは『ルールブレイカー』からの曲に加え、初期〜中期の代表曲を中心にしたセットが組まれており、最初から最後までバンドのエナジーが炸裂した内容になっている。ラルフが「『ルールブレイカー』のツアーがバンド結成以来、最も素晴らしいツアーだった」と言うようにプライマル・フィアというバンドの魅力が堪能できる作品が完成したと言える。 【メンバー】 ラルフ・シーパース(ヴォーカル) トム・ナウマン(ギター) アレックス・バイロット(ギター) フランチェスコ・ジョヴィーノ(ドラムス) マット・シナー(ベース/ヴォーカル)