商品説明 DETAIL CROSSFAITHが主宰するイベント『ACROSS THE FUTURE』への参戦という形で2014年に来日公演を行ない日本のファンにも熱烈に歓迎されたホワイル・シー・スリープスは、イギリス中部の工業都市シェフィールドを拠点とする当代気鋭のメタルコア・バンド。 2006年に結成された当初はジョーダン・ウィドーソン(vo)というフロントマンを擁して活動していたが、2009年に彼が脱退したことを受け、新たにローレンス・テイラー(vo)が加入、これによりマット・ウェルシュ(g,vo)、ショーン・ロング(g)、アラン・マッケンジー、アダム・サヴェージ(ds)から成る不動のラインナップが完成する。 この布陣で2010年にEP『ザ・ノース・スタンズ・フォー・ナッシング』を発表したバンドは、ほどなく同郷の先達ブリング・ミー・ザ・ホライズンに抜擢され彼らのツアーに同行、そのエナジェティックなライヴ・パフォーマンスでも大いに話題を集めることとなる。そしてその追い風は、2012年(日本では翌2013年)に発表されたデビュー・アルバム『ディス・イズ・ザ・シックス』で意気揚がる5人をさらに強く後押しすることとなった。 老舗音楽誌『KERRANG!』が主催するアワードで“最優秀新人賞”の栄冠に輝くなど各方面より好意的な評価を得た面々は、母国の『DOWNLOAD FESTIVAL』や北米の『VANS WARPED TOUR』、先述した日本の『ACROSS THE FUTURE』をはじめとする世界各地のイベントやフェスティヴァルでも素晴らしく気を吐き、ホワイル・シー・スリープスの名前を強烈に拡散させていく。……が、まさにそんな折、ローレンスの喉が限界を迎えてしまう。 最終的にいくつかのショウをキャンセルせざるをえないほど喉の状態を悪化させていたローレンスは、まもなく手術を受けて見事に復活、回復を待って制作した2ndアルバム『ブレインウォッシュト』で、かつてよりパワフルにカラフルに進化したヴォーカル・スキルを印象付けることに成功する。そしてバンド自身もまた、さらに多彩に幅を広げたこのアルバムで前作からの確かな音楽的成熟をはっきりと主張したのだった。 この作品を引っ提げてキャンサー・バッツとのヘッドライン・ツアーや『VANS WARPED TOUR』への出演を果たし、ホワイル・シー・スリープスが力強く前進し続ける不屈のバンドであることを自ら証明してみせた5人。彼らの燃えるようなガッツと瑞々しい情熱は、言うまでもなく、およそ2年ぶりに届けられたこのニュー・アルバム『ユー・アー・ウィ』にも熱く強く息づいている。 アコースティックに始まりアグレッシヴに展開しながら怒りと哀しみの情感を叙情的に紡いでいく「ユー・アー・ウィ」、静と動、剛と柔、美と醜のダイナミクスを嵐のごとき鮮烈さでドラマティックに描き出す「ハリケーン」、ブリング・ミー・ザ・ホライズンのオリヴァー・サイクス(vo)とローレンスによる2色のヴォーカルが躍動的に轟く「サイレンス・スピークス」などなど、本作には“ファンのよく知るホワイル・シー・スリープス”と“これまでに聴いたことのなかったホワイル・シー・スリープス”が絶妙なバランスで活き活きと封じ込められている。つまり彼らは、ここにまた新たな進化の道しるべを堂々と打ち立てたのだ。 ホワイル・シー・スリープスのあくなき前進は、まだまだ留まるところを知らない。 【メンバー】 ローレンス・テイラー(ヴォーカル) マット・ウェルシュ(ヴォーカル/ギター) ショーン・ロング(ギター) アラン・マッケンジー(ベース) アダム・サヴェージ(ドラムス)