メキシコのデス・メタル/グラインドコア・バンド、Brujeria。もともとは89年、Juan Brujo(Vo)、Fantasma(B,Dr等)らが、Asesinoという変名を使っていたFear FactoryのDino Cazares(G)と共に結成したバンドだ。93年に大手のロードランナーからリリースしたデビュー・アルバム『Matando Güeros』は、切断された本物の首をフィーチャしたジャケットのインパクトもあり、大きな話題となった。その後よりデス・メタル、そしてグルーヴィな方向へと接近しつつ、幾度となく活動休止と復活を繰り返して来たBrujeria。Shane Embury(Napalm Death)、Jeff Walker(Carcass)、Nicholas Barker(Dimmu Borgir、Cradle of Filth)、Adrian Erlandsson(At the Gates)等、錚々たるメンバーたちがこのバンドに関わってきたとの噂。(一応「正体不明」という体にはなっているのだ。)LOUD PARK17で来日もしているので、その面白ブルータルなステージを記憶している方も多いことだろう。
2023年9月には7年ぶりのアルバム『Esto Es Brujeria』をリリース。どこまで本気でどこからがジョークなのかわからないBrujeriaワールドが炸裂し、スペイン語ヴォーカルもひたすら強烈。ギターはThe HauntedやWitcheryで活躍するPatrik Jensenと、チリのカルト・バンドPentagramのAnton Reisenegger、ベースはShane Embury、ドラムはNicholas Barkerという超豪華布陣。