ニール・ショーンが、ジャーニーの創設メンバーであるグレッグ・ローリー(Vo,Key)、元ジャーニーのディーン・カストロノヴォ(Dr,Vo)らと共に、「バンドの全時代を網羅したセットリストをプレイする」というコンセプトで始めたプロジェクトが、ジャーニー・スルー・タイムである。
2023年5月には彼らが2018年2月9日、サンフランシスコで行ったコンサート模様を収録したライヴCD、映像作品をリリース。ベースにマルコ・メンドーサ(シン・リジィ、ホワイトスネイク、ザ・デッド・デイジーズ、ディスティニア等)、キーボードにジョン・ヴァーンを迎えて行われたこの日のライヴは、17年10月に起きたベイエリア北部の大火事被災者救済を目的としたベネフィット・ショウ。この日も70年代の作品を中心としたセットが披露され、ソールドアウト超満員のオーディエンスを大熱狂させた。その名もズバリ『ジャーニー・スルー・タイム』と題された今回のライヴ・アルバムには、「Don't Stop Believin'」、「Separate Ways」、「Wheels in the Sky」等のヒット曲、名曲、そしてサンタナやティト・プエンテのカバーを含む、この日のステージ模様が、全29曲という大ボリュームで収録されている。