スウェーデンのブラック・メタル・バンド、へトローツェン。97年に結成。チリに住んでいたFrater DがHhahdaというプロジェクトを始動。その後現在のHetroertzenへ改名し、02年に『Flying Across the Misty Gardens』でアルバム・デビュー。さらに『A Crimson Terrible Vison』(03年)、『Rex Averno』(05年)と2枚のアルバムをリリース後、Frater Dはスウェーデンへと移住。『Exaltation of Wisdom』(10年)、『Ain Soph Aur』(14年)をリリース後、フランスのリッスナブル・レコードと契約。17年には6枚目となるアルバム『Uprising of the Fallen』をリリースした。
22年には、5年ぶりとなるアルバム『フォスフォロス Vol I』をリリース。チリ出身のスウェーデンのバンドである彼らの売りは、南米らしいブルータリティと北欧らしい洗練の止揚。「新たな日がやって来た。暗闇と混沌のヴェールを新たなる光線が貫く」というFrater Dの謎めいた発言通りの、非常にオカルティックな作品。