ドイツのシンフォニック・パワー・メタル・バンド、インダクション。その結成は14年にまでさかのぼる。15年、16年にシングルをリリース後、17年にギタリストとして、あのカイ・ハンセン(ハロウィン、カイ・ハンセン)を父に持つティム・ハンセンが加入。19年にはバンド名を冠したアルバムでデビュー。その後、アトミック・ファイアーと契約し、22年にセカンド・アルバム『ボーン・フロム・ファイア』をリリース。
『ボーン・フロム・ファイア』では、ティム以外のメンバーが総入れ替え。「素晴らしいメロディ、エモーション、激しい怒り、複雑なリフとアレンジメントをうまく混ぜ合わせ、聴いていて楽しい作品になるようにした」というティムの言葉通り、シンフォニックでプログレッシヴなヨーロピアン・パワー・メタルの理想型とも言える仕上がりになっている。