ダークウッズ・マイ・ビトローズドはフィンランドのブラック・メタル・バンド。93年頃から活動を開始。95年には『Heirs of the Northstar』でアルバム・デビューを果たす。このバンドが特別視されているのは、今やロックスターであるナイトウィッシュのツォーマス・ホロパイネンが、キーボーディストとしてゲスト参加していたからだ。ナイトウィッシュ結成前の、ツォーマスによるプレイを聴くことができる。
96年にはセカンド・アルバム『Autumn Roars Thunder』をリリース。その後スパインファーム・レコードと契約し、98年にはサード・アルバム『Witch-Hunts』を発表。(いずれもツォーマスが参加。)だが残念ながら、同年バンドは解散。そんな伝説のバンドが、この度復活。2021年11月に、23年ぶり、4枚目のアルバム『エンジェル・オブ・カーネイジ・アンリーシュド』をリリース。このアルバムで、ツォーマスはフルタイムのメンバーとして名を連ねることになった。それだけではない。あくまでセッション・メンバーという立場ではあるが、ドラムを担当するのはやはりナイトウィッシュのカイ・ハート。
シンフォニック・ブラックのファンはもちろん、ブラック・メタルはちょっとというナイトウィッシュ・ファンも安心して楽しめる。