ネイサン・ジェイムズ率いるイギリスのハードロック・バンド、イングロリアス。と言われてピンと来なくても、ウリ・ジョン・ロートのバンドのヴォーカリストとして日本にやって来た経験もあると言われれば、あのネイサンかと納得する人も多いのではないか。結成は14年と比較的に若いイングロリアスであるが、すでに『Inglorious』(16年)、『Inglorious II』(17年)、『Ride to Nowhere』(19年)、『ウィ・ウィル・ライド』(21年)と4枚のオリジナル・アルバムに加え、『Heroine』(21年)というカヴァー・アルバムもリリースと、非常に精力的な活動をしているバンドだ。またそのデビュー・アルバムは、あのブライアン・メイをして「新たな観点を加えた才能溢れる若き日のディープ・パープルのようだ。演奏も歌も素晴らしい!」と言わしめており、その実力は折り紙つき。