わずか19歳にして、イングヴェイ・マルムスティーンのバンドのヴォーカリストに抜擢され、その歌唱力でシーンに大きな衝撃を与えたジェフ・スコット・ソート。その後も、アクセル・ルディ・ペル、タリスマン、サンズ・オブ・アポロなどなど、数え切れぬほどのバンドやプロジェクト、セッションに参加してきた彼がヴォーカルを務めたアルバムは、ゆうに60枚を超えていると言われている。
ヘヴィメタルからハードロック、プログレ、果てはファンクに至るまで、様々な音楽スタイルを歌いこなして来たジェフ。ソロ名義としては7枚目となるアルバム『ワイド・アウェイク(イン・マイ・ドリームランド)』を2020年11月にリリース。AORやハードロック色が強い作風となっている。曲作りからレコーディング、そしてベースやキーボードまで担当しているのが、メロディックなロックを書かせたらこの人、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ。力強いハードロックから美しいバラードまで、ジェフの歌唱を存分に楽しめる仕上がりになっている。『ワイド・アウェイク(イン・マイ・ドリームランド)』は80年代への郷愁を強烈に感じさせてくれる、これまでのジェフ・スコット・ソートのキャリアを凝縮し、ハイクオリティなAOR/ハードロックを聴かせる。