オリアンティはオーストラリア出身の女性ギタリスト。15歳にしてスティーヴ・ヴァイのサポート・アクトを務め、18歳にしてカルロス・サンタナと共演。その早熟、天才ぶりを遺憾無く発揮してきた彼女であるが、09年、マイケル・ジャクソンのバックバンドのメンバーに抜擢されたことで、世界的にその名が広まった。残念ながらマイケルが急逝したため、コンサート自体が中止になってしまったが、彼の死後公開された映画、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』においてオリアンティが大きく取り上げられたため、彼女の名を世界中の音楽ファンが知ることとなったのだ。その後も彼女の活躍は止まらない。09年にリリースしたソロ・アルバム『Believe』からのシングル、「According to You」は地元オーストラリアでTOP10入りを果たしただけでなく、アメリカでもTOP20入りを記録。さらにアリス・クーパーやリッチー・サンボラといったスーパースターたちのツアーに参加するなど、トップ・ギタリストの名を欲しいままにしてきた。
ソロ・アルバムとしては13年に『Heaven in This Hell』(13年)、20年に『O』をリリース。22年7月には、ライヴ映像作品『ライヴ・フロム・ハリウッド』をリリース。
さらに、22年10月にはニュー・アルバム『ロック・キャンディ』をリリース。古き良きハードロックの香り漂う傑作に仕上げている。