1961年、イングランドのウェールズ出身。13歳からセミ・プロのギタリストとしてキャリアーをスタートさせると、ローカル・バンドでの活動を経て、オーディションの末1984年にモーターヘッドに加入。レミー・キルミスター(b, vo)と共にバンドの第2黄金期を築き上げた。ワーゼルとのツイン・ギター体制で『ノー・リモース』(1984年)から『サクリファイス』(1995年)のアルバムに参加した後、ワーゼルが脱退。レミー、フィル、ミッキー・ディー(ds)とのパワー・トリオとなったバンドは、『オーヴァーナイト・センセーション』(1996年)から10枚のスタジオ・アルバムをリリースし、バンドの歴史の半分をこのメンバーで過ごしたものの、2015年12月28日レミーの死と共に残念ながら結成40年の長い歴史に幕を下ろした。
レミーの死後、彼は3人の息子たちと新バンド、“フィル・キャンベル・アンド・ザ・バスタード・サンズ”を結成。アルバム『ジ・エイジ・オブ・アブサーディティー』(2018)を発表している。
2019年10月には、初のソロ・アルバムである『オールド・ライオンズ・スティル・ロアー』をリリース。モーターヘッドで世界を股にかけて活動してきたフィルの人脈は幅広く、超豪華なオールスター・ゲスト陣が参戦。ロブ・ハルフォード(ジューダス・プリースト)、アリス・クーパー、ディー・スナイダー(トゥイステッド・シスター)、ミック・マーズ(モトリー・クルー)、ジョー・サトリアーニ、 クリス・フェーン(元スリップノット)、マット・ソーラム(ガンズ・アンド・ローゼズ)、ニック・オリヴェリ(元クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)、ネヴ・マクドナルド(スキン)、ベンジー・ウェッブ(スキンドレッド)、ウィットフィールド・クレイン(アグリー・キッド・ジョー)、フィルと同郷ウェールズのレオン・スタンフォード(ザ・ピープル・ザ・ポエット)など、第一線級のアーティスト達がフィーチュアされている。