ドイツから登場したスクリーモ・バンド、アニソケイの4thアルバム『アームズ』が登場! 切れ味鋭いハイトーン・ヴォイスと攻撃的なシャウトを武器に、激と美を織り交ぜた楽曲は圧倒的なスケールを誇っており、哀愁を感じさせるメロディも耳を惹く。パワフルな演奏も聴き応え十分で、バンドの進化を証明する力作が完成!
アニソケイは2007年にドイツのザクセン=アンハルト州ハレでクリストフ・ヴィチョレク(clean vo, g)、フィリップ・クレッチマー(g)らによって結成されている。マイケル・ジャクソンのヒット曲「スムース・クリミナル」に出てくる「So, Annie are you ok?」という歌詞からヒントを得て、バンド名を決めた彼らは何度かメーバーを入れ替えつつ、2010年にEP「YOU, ALWAYS」をリリース。クリーン・ヴォイスとシャウトを織り交ぜたスクリーモ・スタイルの音楽を展開したこの作品で、メロディ・センスの良さを発揮すると、クリストフ、フィリップ、デイヴ・グランウォルド(shouts)、ニコ・ヴァーン(ds)、サイモン・サディワッシャー(b)というメンバーで1stアルバム『ザ・ルシード・ドリー(マー)』(2012年)を発表する。この作品でもアグレッシヴな音楽と美しいメロディを見事に融合させたスクリーモを展開し、日本でもその名が知られるようになる中、バンドはベースにノーベート・カヨ(b)を迎えた布陣で本国ドイツ以外にオランダなどでもライヴを行なう機会を得る。
さらに2014年に同じドイツのスクリーモ系バンドのエスキモー・コールボーイやシルヴァースタインのオープニング・アクトとして国内ツアーを行なった彼らは、2015年に2ndアルバム『ENIGMATIC SMILE』をリリース。アレンジの面など、バンドとしての成長を示すと、イギリスのフィアレス・ヴァンパイア・キラーズのサポートとして、オーストリアやイギリスでもツアーを行なったバンドは、翌2016年にはマイケル・ジャクソンの「ビート・イット」や「スリラー」などをカヴァーしたEP『ANNIE ARE YOU OKAY?』を挟んで、3rdアルバム『DEVIL MAY CARE』を発表する。静と動を活かしたパワフルな楽曲を引っ提げて、2017年には数多くのフェスティヴァルに出演し、ロシアにまで足を伸ばした彼らが、満を持して2018年9月にリリースしたのが、4thアルバムの『アームズ』である。
バンドは2018年7~8月に初のアメリカ・ツアーを行なうなど、活動規模を年々広めており、ワールドワイドでのブレイクが期待されている。