ウォーブリンガーは2004年結成。カリフォルニア州ヴェンチュラにてジョン・ケヴィル(ヴォーカル)と、ジョン(ギター)&アンディ(ベース)のラウ兄弟が中心となって活動を開始した。2006年、彼らは自主制作によるEP「ONE BY ONE, THE WICKED FALL」を発表。これが話題となり彼らは『Century Media』との契約を獲得、デビュー・アルバムの制作に着手した。2008年2月発表したデビュー・アルバム「WAR WITHOUT END」は各方面で好評を博し、彼らはEXODUS、OVERKILL、NAPALM DEATH、SUFFOCATION、NILE等のサポートで演奏する機会を獲得、2008年8月には世界最大のヘヴィ・メタル・フェスティヴァル『WACKEN OPEN AIR』にも出演した。
2009年、セカンド・アルバムのレコーディングを開始するのだが、この時プロデューサーを務めていたのは、前作リリース後のツアーで彼らをサポートに起用していたEXODUSのギタリスト、ゲイリー・ホルトだった。完成したアルバムは「WAKING INTO NIGHTMARES」というタイトルで2009年5月にリリースされたが、その発表を待たずして彼らはライヴ活動を再開、EXODUS、KREATOR、SOILWORKらとツアーを行なっている。ただ、EXODUS、KREATORらとのツアー中、ドラマーのニックが氷の上で滑って肘を骨折したため、EPICUREANのジョン・ゲンズマーが臨時要員として加わるという一幕もあった。
同年6月、彼らはヘッドライナーとしての欧州ツアーを行なった後、TESTAMENTとONSLAUGHTのサポートとしてイギリスを巡業した。その後も、2010年にはEVILEとの共同による欧州ツアーに出発、それを終えてアメリカに戻るとOVERKILL主催のツアー『KILLFEST TOUR』に参加した。そして同年5月、彼らは初めてアジア地域を訪れ、MUNICIPAL WASTEやTOXIC HOLOCAUSTと共に日本での『EXTREME THE DOJO VOL.24』に出演した。
「WAKING INTO NIGHTMARES」に伴うツアー活動を終えた彼らは地元に戻りサード・アルバムのための曲作りを開始したが、そこでまたもやメンバー交代を余儀なくされた。「WAKING INTO NIGHTMARES」の制作前に加わったドラマーのニックが、学生時代から志していた医療の道に進むことを決断、バンドからの脱退を申し出たのだった。後任として加わったのはHEXENのカルロス・クルーズだった。2011年の年明けより彼らは3作目の制作に取り掛かり、SEPULTURA、DILLINGER ESCAPE PLAN、M.O.D.らを手掛けてきたスティーヴ・エヴェッツと共に録音を開始、アルバム「WORLD TORN ASUNDER」を完成させた。
2013年、彼らは前作と同様にスティーヴ・エヴェッツと共にスタジオ入りして4作目の録音を開始、アルバム「IV : EMPIRES COLLAPSE」は同年10月に発表された。同作リリース後、バンドはKREATORやOVERKILLらのサポートとして巡業に赴いた。