ウィゼムは2011年にノルウェーにて、オイヴィンド・V・ラーセン(ギター)とケティル・ロノルド(キーボード)が、フランク・ノーデング・ルア(ドラムス)と出会い、そこにオーレ・アレクサンダー・ワゲナス(ヴォーカル)が加わったことでスタートした。シンフォニーX、ペイガンズ・マインド、ドリーム・シアター、サーカス・マキシマスといったバンドを手本に曲作りを行なった彼らは、サポート・ベーシストを迎えてライヴ活動を開始。バンドの音楽性が固まったところで、2012年1月からスウェーデンのプログレッシヴ・メタル・バンドのセヴンス・ワンダーのベーシスト、アンドレアス・ブロムクィストがゲストとしてベースをプレイするかたちで1stアルバムのレコーディングを実施。2013年にアルバム『ザ・ポイント・オブ・ユー』が完成する。
パワー・メタルの要素のある叙情派プログレッシヴ・メタルを特徴にしたこの作品が各方面で高く評価されると、ミグエル・ペレイラ(ベース)を正式メンバーに迎えたバンドはノルウェーやスウェーデンのツアーの他、2014年には毎年アメリカのアトランタで開催されているフェスティヴァル“ProgPower USA”にも参加。アメリカのプログレ・ファンにもその名を知らしめることに成功した。