1981年に結成され、1984年にアメリカのメジャー・レーベルのアトランティックと契約したLOUDNESSは、5thアルバム『THUNDER IN THE EAST』(1985年/全米チャート74位)や6thアルバム『LIGHTNING STRIKES』(1986年:日本では『SHADOWS OF WAR』/全米チャート64位)といったアルバムを引っ提げて、日本のヘヴィ・メタル・バンドとしては初めて大規模なワールド・ツアーを実現。世界規模で人気を獲得した彼らは、数々の伝説を作ることに成功する。
その後、メンバー・チェンジや音楽性の変化など、紆余曲折を経て、2000年にオリジナル・メンバーでの再結成を実現させた彼らは、国内を中心にコンスタントにアルバムのリリースやライヴ活動を実施。2008年に樋口宗孝が死去するという悲劇を乗り越え、高崎晃、二井原実(ヴォーカル)、山下昌良(ベース)、そして2009年には、鈴木“あんぱん”政行(ドラム)を正式メンバーに加え活動を継続、2014年辺りから再び海外での活動を本格化させ、メタル系フェスティヴァルなどに数多く出演し、新世代のメタル・ファンにもその名が知れ渡るようになる。国内でもオリジナル・アルバムのリリースの他に、周年記念アルバムのリリースや過去の名盤の完全再現ライヴを行なうなど、話題に事欠かない彼らは、2018年1月には満を持して『RISE TO GLORY -8118-』をワールド・ワイドでリリース。アルバムリリース直後に、鈴木政行が脳梗塞のため音楽活動を一時休止することになり、バンドは、西田竜一をサポートドラマーに迎え、3月の国内ツアー、そして7月にチェコの“Masters Of Rock Festival”、ドイツの“Bang Your Head Festival”などを含むヨーロッパ・ツアーを実現させた後、9月21~24日にZEPP DIVERCITY TOKYOで4日間に渡って行われた[METAL WEEKEND]に出演した。