1973年にポール・ロジャース(ヴォーカル)、サイモン・カーク(ドラムス)、ミック・ラルフス(ギター)、ボズ・バレル(ベース)の4人によって結成。翌年には、アルバム『バッド・カンパニー』でデビューする。以降はヒット作を連発するが、1982年にポールが脱退。メンバーチェンジを繰り返すも活動は低迷、1999年、2008年にオリジナル・メンバーで再結成。2010年10月には、35年ぶりに来日公演が行われた。尚、ベースのボズは2006年に心臓発作で死去している。
2011年にリリースされた、ライヴ映像作品『ライヴ・アット・ウェンブリー』は、再結成ツアーから2010年4月11日に行われたロンドン公演を収録。ポール・ロジャース、サイモン・カーク、ミック・ラルフスのオリジナル・メンバーで復活、ハートでも活躍するハワード・リース(ギター)がサポート・メンバーとして加わって繰り広げるステージは衰えることのないエネルギーと、ベテランならではの重厚感を兼ね備えたもの。2010年のジャパン・ツアーはラルフスが体調不良で不参加だったが、本作では彼の味わい深いギター・プレイを堪能することが出来る。
代表作には 「キャント・ゲット・イナフ」「フィール・ライク・メイキング・ラヴ」「レディ・フォー・ラヴ」「シューティング・スター」「バッド・カンパニー」などロックの歴史に残る名曲があげられる。