ハード・ロックやフュージョンなど、さまざまな音楽スタイルを経てきたゲイリーだが、その原点にあるのはブルースだった。少年時代にエリック・クラプトンやピーター・グリーンから薫陶を受けてきた彼は1990年に『スティル・ゴット・ザ・ブルース』で本格ブルース路線に転向。2010年4月、最後のジャパン・ツアーまで、ブルースを中心とした活動を行ってきた。
2011年2月6日、58歳で亡くなったゲイリーだが、そのギターは永遠だ。
2014年のソチ冬季五輪では、フィギュアスケートの羽生結弦選手がショート・プログラムの曲にゲイリーの「パリの散歩道」を使用、金メダルを獲得したことが大きな話題となった。