アメリカのポピュラー音楽史上に冠たる名シンガー、ロイ・オービソン。
1955年にデビュー、伸びやかなベルベット・ボイスで全米チャートをとろけさせたロイは52歳の若さで亡くなったが、彼の代名詞でもある「プリティ・ウーマン」を筆頭に「クライング」、「ドリーム・ベイビー」、「イン・ドリームス」、デビュー曲「ウービィ・ドゥービィ」など、ポップ・ミュージック史上に残る名曲を数多く残している。この時点でキャリア33年の大ベテランだったロイだが、ヴァン・ヘイレンが「プリティ・ウーマン」、リンダ・ロンシュタットが「ブルー・バイユー」をカヴァーして新しい世代からの注目を集め、自らもボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン、トム・ペティ、ジェフ・リンとのスーパー・プロジェクト、トラヴェリング・ウィルベリーズに参加。