メリカを代表するホラー・ロック/インダストリアル・メタルの旗手、Rob Zombie。1970年代〜80年代にかけて育んだ古典ホラー映画への深い愛情を核に、White Zombie 時代からソロ期に至るまで、ホラーを媒介にした総合芸術を追求してきた。White Zombie としてのアルバム・デビューは87年。92年のサード・アルバム、『La Sexorcisto: Devil Music Vol. 1』で一躍注目を集め、1995年の『Astro-Creep: 2000』でその人気は頂点を極める。White Zombieは解散した98年、Rob Zombieとしてのデビュー作『Hellbilly Deluxe』をリリース。ホラー的ヴィジュアルとインダストリアル/エレクトロニクス/ロックを大胆に融合し、「Dragula」、「Living Dead Girl」といった楽曲で大ヒットを記録。以降も『The Sinister Urge』や『Educated Horses』、そして2021年の『The Lunar Injection Kool Aid Eclipse Conspiracy』など、時代ごとに音像を更新しながら強烈な個性を保ち続けている。