ヘヴィメタル界のご意見番、ランディ・ブライ率いるラム・オブ・ゴッド。もともとはハードコア・シーンの出身であることあり、ポリティカルな発言も注目を集める彼らだが、2009年のアルバム『ラス』はBillboard 200の2位に、続く『レゾリューション』(2012)、『VIIシュトゥルム・ウント・ドラング~疾風怒濤~』(2015)は共に3位にチャートインするなど、商業的にも大きな成功を収め、ランディ・ブライが冤罪でチェコ当局に拘留されるという試練を経ながらもヘヴィ・ロック界のトップに君臨している。
19年にはドラムのクリス・アドラーが脱退し、ファンを驚かせるも、翌20年にはアート・クルーズ(Winds of Plague、元Prong等)を新メンバーに迎え、5年ぶりのフルレングス、その名も『ラム・オブ・ゴッド』をリリース。健在ぶりをアピールした。
21年3月には、『ライヴ・イン・リッチモンド, VA』と題されたライヴ作品をリリース。コロナの影響によりツアーが延期となってしまったため、20年9月に2度ライヴ・ストリーミングを敢行、9月18日のストリーミングの模様をフル収録した。
2022年10月には、2年ぶりとなるニュー・アルバム『オーメンズ』をリリース。日本盤限定ボーナストラックとして、未発表の新曲「エヴィデンス」を収録。