アメリカのシンガー、作曲家、そして声優としても活躍するJason Charles Miller。かつてマリリン・マンソンの設立したレーベルより1994年にデビューしたインダストリアル・メタル・バンド、Goadheadのフロントマンとして知られているだけでなく、100を超えるアニメやゲームのCVをこなすなど、実に多彩な人物だ。19年には『Final Fantasy XIV』のテーマ・ソングを担当。2024年には2度、ゲームのオフィシャルバンドのヴォーカルとしてイベントで来日、東京ドームと横浜アリーナでパフォーマンスを披露している。ゲーム好きならば、彼の歌声に馴染みがあるに違いない。
そんな彼は、09年からコンスタントにソロ・アルバムの制作も続けてきている。昨年の『Cards on the Table』に続き、今年も『Knives in the Dark』と題された新作がリリースされる。過去のアルバムでLynyrd SkynyrdやBlackberry Smokeのメンバーと共演しているように、Jasonがソロで追求しているのは、実にアメリカらしいサザン・ロック。