2016年、エストニアにて3人の友人が集まって結成されたFirst Night。ヴォーカリストのレネック・スウィートは一時期イギリスに滞在し、エストニアではほとんど知られていないAOR/メロディック・ロックに接し、衝撃を受ける。帰国後、自らそのスタイルを広めるべくスタートしたのが、First Nightだったのである。
2024年7月には、セカンド・アルバム『Deep Connection』(23年)を初の日本盤としてリリース。19年のバンド名を冠したデビュー作で聴かせた80年代AOR/メロディック・ハードロック・スタイルをさらに進化させた本作。より美しく研ぎ澄まされた楽曲は海外のAOR、メロディック・ハード・ファンから高い評価を得る。日本でもラジオのオンエアーからメロハーファンを中心に話題となりその声から待望の日本デビューが実現する運びとなった。キャッチーで哀愁たっぷりの楽曲は、黄金期のBON JOVIやTOTO、 JOURNEYなども彷彿させる日本人の心に深く突き刺さる極上の仕上がり。ヴォーカル・スタイル、アレンジメント、音作りも完成度が高くAOR/メロディック・ハードロック界の新しい目となる予感を感じさせる必聴の一枚となっている。