今更Sebastian Bachについての説明は不要だろう。Skid Rowのヴォーカリストとして、80年代終わりから90年代初頭のハードロック/ヘヴィメタル・シーンを席巻。バンド名を冠したデビュー・アルバム(89年)に収録された「Youth Gone Wild」は、メタル好きでなくても一度は耳にしたことがあるほどのヒット曲である。96年にバンドを脱退後は、ソロ名義での活動を行いつつ、俳優やブロードウェイでも活躍をしている。
2024年5月には10年ぶりの新作『Child Within the Man』をリリース。「実際に制作に10年以上を要した」と、Sebastianが豪語するのも納得の超強力作。John 5(Mötley Crüe)、Steve StevensにOrianthiといった実に豪華なゲスト陣は、演奏だけでなく曲作りにも参加。さらにあのMyles Kennedyも、2曲Sebastianと共作しているというのだから、ハードロック/ヘヴィメタル好きにはたまらない。アルバムのどこを切ってもSebastian Bachらしいハードでヘヴィ、そしてキャッチーな内容。Skid RowやSebastianのファンはもちろん、ハードロック/ヘヴィメタル好きならば必聴のアルバム。