スウェーデン出身のシンガー、エミル・シーグフリードソン。02年に母国の人気テレビ番組『Fame Factory』に出演したことで、国民的知名度を獲得。03年にリリースしたデビュー・アルバム『Tillbaka till igår』は、スウェーデンのヒット・チャートで一位にランクイン。ゴールド・ディスクを獲得するという快挙となった。04年には、バラード『Innan mörkret faller』でMelodifestivalenに出場。その後も、時にはソロ・アーティストとして、時にはミュージカルのプロデューサーとして、主にスウェーデン国内で、幅広い活躍を続けてきた。
2023年9月にはアルバム『Back to Yesterday』をリリース。日本国内では少数入荷の輸入盤が即ソールドし、コアなファンから高い注目を集めた。ラジオでのON AIRをきっかけに多くの問い合わせが上がり、2024年3月、待望の日本盤がリリース。11曲のオリジナル曲とレディー・ガガの名曲カヴァーを含む、全12曲入り。プロデュースを担当したのは、ハードロック・バンドSupreme Majestyのギタリスト、トビアス・ウェルナーソンだ。様々な音楽ジャンルで演奏、作曲、プロデュースの豊富な経験を持つソングライター、マルチ・インストゥルメンタリストであるトビアスは、エミルがプロデュースするミュージカルにも出演している人物。新作ではメロディック・ハードロックをやりたいと考えたエミルの協力依頼を受けたトビアスは、作詞作曲、プロデュース、さらにギター、ベース、キーボードの演奏等、八面六臂の活躍を見せた。お互いを知り尽くした2人のコラボレーションは、『Back to Yesterday』という傑作として結実。とにかくキャッチーな極上メロディの洪水。オーディション番組を勝ち抜いたエミルの歌唱力については言うまでもない。