フィンランドのスラッシュ・メタル・バンド、Mokoma。その結成は96年にまでさかのぼる。元々はマルコ・アンナラ(G,Vo)のソロ・プロジェクトとしてスタートし、98年には、『Valu』でアルバム・デビューを果たす。当初はハードロック/ヘヴィメタルをプレイしていたが、03年のサード・アルバム『Kurimus』の頃には、スラッシュ・メタル・バンドへと変貌。以降、数年に一度のハイペースでアルバムをリリース。母国フィンランドを中心に、大きな人気を獲得していった。Loud Park 13をはじめ、これまでに5度の来日(昨年4月にも盟友STAM1NAと来日)を果たしており、ここ日本にも多くのファンが存在している。
2024年3月には、4年ぶりとなるニュー・アルバム『Myrsky』をリリース。『Myrsky』(フィンランド語で「嵐」の意)と題された本作でも、フィンランドらしいメランコリックな抒情性、そしてデス・メタルのアグレッションを兼ね備えた、Mokoma流のスラッシュ・メタルが炸裂。非常にタイトな演奏も、彼らの武器だ。今回も全曲フィンランド語で歌われ、それも彼らの特長となっている。フィンランドの実力派が、いま再び嵐を巻き起こす。
スラッシュ・メタル・ファンはもちろん、北欧好きも必聴!