イタリア・ミラノ出身のメタルコア・バンド、NEKOMATA。もちろんその名は、日本の民間伝承や古典の怪談、随筆などに登場する猫の妖怪にあやかったもの。
イタリアン・パワー・メタル・バンド、SKELETOONの元ギタリストであるアンドレア・カッペラーリと、同じくイタリアのパワー・メタル・バンドであるFROZEN CROWNの元ベーシスト、フィリッポ・ザヴァッタリが中心となり、前身バンドの「火車」を結成。そこにヴォーカリストのアンドレア・オリヴィエリと、フィリッポと時を同じくして古巣のFROZEN CROWNを離れたアルベルト・メッツァノッテをドラマーに迎え、バンド名を「NEKOMATA」へと改めたのが21年のこと。
2023年12月、渾身のファースト・アルバム『…And Then, The Abusement Park Left Town』をリリース。パワー・メタルの要素を含んだメタル・コア、パワー・コアなるジャンルを掲げて作られた本作は、アンドレア・カッペラーリによる多弦ギターを用いた破壊的かつメロディックなリフ・ワークと、アンドレア・オリヴィエリお得意の慟哭のグロウルと悲壮感溢れるクリーン・ボイスが絡み合い、独創的かつどこか日本的な響きを聴かせる。メタルコア+パワー・メタルという新感覚のスタイル。日本盤限定ボーナストラックとして、「Red Queen Portrait」の日本語バージョンを収録。